バセドウ病と甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とバセドウ病には密接な関係があります

甲状腺機能低下症とバセドウ病の密接な関係

バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうことで、手の震えや脈拍の上昇、代謝が速くなるため多汗や体重低下などの問題があらわれる病気です。

 

一方で甲状腺ホルモンの分泌が減った場合には、代謝が遅くなることで脈拍の低下や体重の増加をはじめとする、さまざまな内臓のトラブルを発生させます。

 

これは「甲状腺機能低下症」と呼ばれています。

 

この二つの病気の関係はとても深く、バセドウ病を治療した後には甲状腺機能低下症が発生することも珍しくありません。

 

甲状腺機能低下症とは?

甲状腺機能低下症により発生する症状はとても多く、軽度の場合は診断が難しいと言われています。

 

眠気やだるさを感じ、皮膚の乾燥や抜け毛、記憶障害などの症状がみられます。

 

代謝が遅くなっているため、エネルギーが消費されずに太りやすく、また運動量も低下するため寒さを感じるようになります。

 

加齢によるものと判断し、病気と気づかれずに長期間見逃してしまうケースも少なくありません。

 

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病気が原因であったり先天的な異常により甲状腺機能低下症となる場合がありますが、出産後や海藻類の食べ過ぎにより、一時的にこの症状が見られるケースがあります。

 

また、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうバセドウ病の治療をした後にも発症する場合が多いです。

 

バセドウ病治療後に発症してしまうのはなぜ?

バセドウ病治療には、投薬や手術などいくつかの方法がありますが、全てに共通するのは「甲状腺ホルモンの分泌量を減らす」ための治療を行うことです。

 

甲状腺ホルモンを過剰分泌させてしまっている原因を、根本的に治療することは困難であり、またそこまでの治療は必要ないとも考えられているからです。

 

その治療の過程において甲状腺ホルモンの量が不足してしまうことは、決して珍しいことではありません。

 

分泌される甲状腺ホルモンの量は、治療中はもちろん、治療した後も変動します。

 

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完治したと思っても、数年後にまたバセドウ病を再発したり、逆に甲状腺機能低下症を発症するケースもあるのです。

 

手術してしまった方が付き合いやすい?

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▲甲状腺機能障害についての研修会です

 

手術による甲状腺摘出の場合、一部を残して正常な甲状腺ホルモン量に抑えるのではなく「全摘出」することで甲状腺機能を停止させる場合があります。

 

手術後には甲状腺機能低下症となってしまい、甲状腺ホルモン剤の服用を生涯続けなければなりませんが、甲状腺ホルモン量のコントロールがとても簡単になり、さらにバセドウ病治療薬とは違い副作用がありません

 

結果的に患者の負担が軽くなるために、特に治療薬の副作用が重い方や、治療にかける時間が少ない方などの選択肢となります。

 

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